歯を失った方、入れ歯でお悩みの方へ
歯の生える数は、乳歯は20本、永久歯は32本(親知らずを含む)となります。 乳歯が生え変わり、永久歯になれば次に生えてくる歯はありません。
歯周病やむし歯などが原因で歯を失ってしまった場合、また生まれつきで歯が少ない場合や歯が生えてこない場合、歯の矯正のために歯を抜いた場合など、原因は様々です。
歯を失ったまま放置していると、どのようになるかご存知ですか?
歯を失った部分の両隣の歯は傾き、失った部分と咬み合わせていた歯は飛び出し、咬む力や歯並びのバランスが崩れ、顔や顎の形が歪んだり、食べ物が挟まりやすくなったりします。
やがて、虫歯や歯周病など他の病気にもかかってしまう場合があります。
失った歯が「1本だけ」だからといって、決して大丈夫ではありません。
「1本だけ」ではなく、「1本から」。
それぞれの歯は、他の歯にとっても大切な存在なのです。
現在、部分入れ歯やブリッジ、総入れ歯をされている方は、現在の状態で満足されていますか?
「食事をしっかり噛んで食べたい」や「見た目が気になる」など、お悩みではないでしょうか?
そういった方に満足した日常を送っていただきたいという気持ちから、インプラント治療について、ご説明させていただきます。
「入れ歯」と「ブリッジ」、「インプラント」の違い
永久歯が抜けてしまった場合の治療法として、周りの歯を支えにして入れる「部分入れ歯」「ブリッジ」などがあります。全部抜けてしまった場合は、「総入れ歯」で対応することが多くあります。
しかし、「入れ歯」や「ブリッジ」には、それぞれメリットとデメリットがあり、またお口の中の状態によって、対応できるものが異なります。
現在ご使用中の方は、よくご存知かと思いますが、ここで「部分入れ歯」「ブリッジ」そして「インプラント」について、ご説明いたします。
■部分入れ歯…残った周りの歯に金具を引っかけて使用する
■メリット | ■デメリット | |
・取り外しができ、手入れが簡単。 ・健康な歯を削らない。 |
・外れやすい。 ・慣れるまで違和感がある。 ・噛む力は、他と比較すると弱い。 |
■ブリッジ…橋のように残った隣の歯を橋げたにして、歯のない部分に補綴物をかけ固定する。
■メリット | ■デメリット | |
・違和感が少ない。 ・噛む力は、ほぼ回復する。 |
・隣の健康な歯を削るため、隣の歯の負担が大きい。 |
■インプラント…チタン製の人工歯根を入れ、見える部分は希望の人工歯をかぶせる方法。
■メリット | ■デメリット | |
・健康な歯を削らない。 ・噛む力・食感が天然の歯とほとんど変わらない。 |
・外科手術が必要。 ・自費治療。 ・治療期間がややかかる。 |
それぞれに、メリット・デメリットがあります。
また患者様の状態により、使用できる治療方法が異なります。
例えば、失ってしまった歯の周りは歯周病でグラグラしている、もしくは、重度の虫歯であると、部分入れ歯やブリッジは困難になります。
他に、顎の骨密度が充分でないと、インプラントを埋め込むために骨の再生療法や骨移植が必要になる場合があります。
歯を失った場合の治療法としてインプラント治療は、健康な歯を残すための治療法。見た目や咬みごたえなど自然の歯に一番近い治療法と言えます。
各治療方法の違い
歯を失った数で様々な治療方法があります。
「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」を使用した例について、ご紹介です。
当院では、患者様にとって、満足した日常生活を送っていただくため、最適な治療方法をご説明させていただいております。